撮影現場で、「採用がうまくいかない」「来てもすぐやめちゃう」「スタッフが足りない」と誰かが言い、うちも!うちも!の流れになることが最近多いです。弊社も御多分に洩れず人手不足に頭を悩ませています。

要因は様々だと思いますが、とりわけ大きいのはこの業界に入る前と入った後のイメージの乖離があると感じます。
現場は、早朝から深夜まで続くこともありますし、暑い寒いし弁当は冷えてるし眠いし怒る人もいる。特に労われることもなく、撮影終わった後も孤独なバラシ作業…過酷さを書きはじめるときりが無いですが、そこに見合う何かしらの対価、達成感のようなものを見出すことが出来ないと非常に厳しいと思います。
業界全体として、制作環境改善のほのかな香りはしてきていますが、制作体制や予算、スケジュールなど構造としての問題が揺るぎなくまだまだ全然「働きやすい環境です、未経験者歓迎」とは言えません。「好きじゃ無いと続けられないよね」状態です。

求人の際に、過酷さだったりネガティブな要素は事前にしっかりと伝えた上で、参加するならばそれ以上の何かが得られる環境だったりを用意するべきなのでは我々は、と思う今日この頃です。