深夜、作業しながらのBGM代わりにnetflixで「地球外少年少女」を選びました。観るともなく観はじめたものの結局はカンカンになってしまい一気観しての朝チュンチュンです。11次元、2045年など数字ひとつ取っても含蓄味あふれ、エヴェレットの多世界解釈な考え方や、様々なSF映画や小説、漫画などからのイースターエッグ的な引用に満ち満ちていましたが、レディ・プレイヤー1のウォーリーを探せ面白いよねこれでいいでしょ的なアプローチとは違い、ストーリーも温かい視点で描かれていて非常に満足度の高い作品でした。歳をとると涙脆くなる、と先輩たちが仰ってるのをそんなもんかなっと聞いていましたが、最近の私はちょろいです。

現代物理の実験で観測するしない(だけ)で結果が変わるものがあり、その解釈のひとつに人が意識することによってこの世の物質はレンダリングされるんだ(超意訳)というものがあります。すなわち世界は自分の内にあり、、、なんて言い出すと仏教的な考え方にも被ってきますが、この作品は宗教、人、科学などの大きなテーマを少年少女の出来事としてまで落とし込みシンプルに表現することによって深みのある作品に仕上がっていると感じました。

万屋物産では、小学校の頃にムーでは無く雑誌ニュートン、星新一や小松左京を読み始め中学くらいで筒井康隆からの早川SFに没頭しつつも、マジックリアリズムに目覚め柳田國男、京極夏彦、そしてムーへと回帰した経験のある映像クリエーターを募集しています。お気軽にお問い合わせください。